Mission​​

私たちは小さなご家族と飼主様ご家族の絆を最大限に尊重した(ボンド・センタード・プラクティス)最良で質の高い動物医療を提供することにより、人と動物の絆(ヒューマン・アニマル・ボンド)を大切にする社会に奉仕いたします。

ふくろうどうぶつ病院外観

基本方針・行動指針
Basic Policy

私たちは、毎日の仕事の中であきらめそうになったり、「まあいいか」と妥協しそうになったり、望ましくない誘惑や圧力に流されそうになったり、小さな家族やそのご家族様に寄り添う心の余裕がなくなりそうになったりすることを否定しません。そんな時は、私たちは以下の指針に立ち返ります。そして、動物のプロフェッショナルとして、体が不調な動物やご家族様、職場の仲間と悩みながら、でもへこたれずに歩んで行くことを誓います。

 

  1. 私たちは体が不調な動物について、まだわからないことがあるという前提に立ち、動物とご家族様の気持ちや苦しみを想像し、理解する努力をします。
  2. 私たちは自分の言葉が意図するとおりにご家族様に伝わらないことを認識し、お互いが分かり合うための工夫を怠りません。
  3. 私たちは、診療方針をご家族様と決める際に、自分の方針を押し付けすぎていないか、また逆に、ご家族様に選択を丸投げしていない振り返り、ご家族様とともに確認します。
  4. 私たちは、動物医療行為が常に動物を害しうることを忘れません。もし不幸にして重い副作用が発生した際は、動物とご家族様の悲しみに対し誠実に向き合い続けます。
  5. 私たちは、不適切もしくは過剰な薬の処方や検査が動物に行なわれていないか常に注意を払います。その状況に気がついた時には、ご家族様と相談しよりよい方法をともに考えます。
  6. 私たちは、動物の健康維持や回復、症状の緩和を支援するとともに、動物の生命が終わって行く課程にも積極的にかかわります。
  7. 私たちは、どんな状況にあってもご家族様が希望を持つことを最大限尊重します。医療行為だけでは、動物やご家族様の問題を解決できないような状況のときにも、動物の代弁者かつご家族様の相談者でありつづけます。
  8. 私たちは、自らの心に宿る敵は、自己保身、経営優先の効率主義、外部からの利益供与であることを認識します。そして、ときに自らの医学的好奇心すらも、動物とご家族様の利益に反する要因となることを心に留めます。
  9. 私たちは、可能なかぎりご家族様の希望を聞いた上で、自分にできること、できないことを伝えます。時には施設内外を問わず自分よりうまくできる人や動物医療機関に協力を依頼し連携します。
  10. 私たちは、ご家族様や職場の同僚に助けられたとき、「ありがとう」と声に出していいます。また、心の折れそうなご家族様や同僚が身近にいたら、「どうしたの?」と声をかけ、話を聴きます。
  11. 私たちは、文献からは動物医学に関する知識を、先人からは生きた技術を、同僚や仲間からは臨床の知恵を、後輩からはあきらめかけていた情熱を、そして動物とご家族様からは、自分が動物の医師もしくはプロフェッショナルとしてどうあり、何をすべきかということについてのすべてを学びつづけます。
  12. 私たちは、自分の誤りに気づいてくれる人を大切にし、自分への批判に積極的に 耳を傾けます。同時に、同僚や上司の疑問に感じる態度や行為に対しては、それを指摘する様にします。
  13. 私たちは、動物医療が公共財であり社会的共通資本であるということを前提に、 専門職の観点から理不尽だと感じる要求に対して、目を背けずに向き合います。